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Posted by naturum at

2006年11月05日

雪峰 番外編:日野浦司さんを訪ねて その壱

この方を知ったきっかけはスノーピークの鉈のページでした。
ただ、自分自身あれこれ調べている内に、これに関してはキャンプメーカーの一ページから決めるのでは無く実際に目で見て、、と思っていました。

結果としてスノーピークが契約しているこの方は日本の刃物六大産地
(新潟:三条、岐阜:関、大阪:堺、福井:武生、高知:土佐 兵庫:三木)の一つ
三条の中でも山林鉈の作り手としては指折りの方だと解りました。

そうとなれば仮に直で販売されて居ないにしても、出来れば三条の街で
刃物を買って見たいと思いました。

まずすぐに解った大きな自分の勘違い。。
さぞかし三条の街は刃物屋さんであふれ返っているかと思いきや、探し方が
悪いのか全然それっぽい店が見つかりません。ガソリンスタンドで聞いてみても集中して店が集まっている所は、、、わかりませんとの事。
少し大きめの工場の軒先に刃物製造と書いてある所はあれどイメージしていた店は全然見つかりませんでした。

ここで役に立ったのが私の携帯です。キャリアはauなのですがEZナビウオークという元々は歩いている時のナビ機能なのですが、検索する項目が住所や
電話番号は勿論ですがフリーワードで探す事も出来るのです。この時はもう
それしか頼りが無いので「三条 刃物」と打ち込んで見ると40件ほどヒットしました。

販売店もあれば製作所もあります。
2ページ目に行った時に「日野浦刃物工房」の名前が出てきました。
こ、これは日野浦さんの工房だ、、、。しかし見つかったら見つかったで
行って良いものだろうか、、などと弱気になりそうにもなりました。


まず電話して(電話番号もでるので)みるとお歳を召した感じの女性の声で
応対され、「そちらに伺って刃物を購入する事は可能でしょうか?」と
恐る恐る聞いてみると、只今お客様が遠方からお見えになっていますが
その後で宜しければ構いませんよ、との事。
うひゃ~!OKが出てしまった! 早速助手席からナビゲーションしながら
yn君に運転して貰い迷いつつも現地に着きました。


工房前に車が一台停まっており、関東のナンバーでした。
一応、来たことは告げないとと思いノックしてドアを開けるとお客は私と同年代か少し若いかたでした。日野浦さんとも初めての対面です。
先ほど電話にて連絡したことを告げ私から、少し時間をずらして又来ますと
言いました。実際は工房の前で先客を急かさないように待っていました。
15分位かな、、と思っていましたが工房のサッシが開いたのはそれから
一時間はゆうに過ぎてからでした。 


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まず感じたのが大きく出た所の無い非常に柔和な方だという印象です。
最初に聞かれた事は「どちらで私の事をお知りになりましたか?」という事です。 上記のような流れを全て話した後日野浦さんが言われた事は
実はスノーピークさんで私をお知りになって此処を訪ねて来られる方は
結構居られるのです。でも私自身は一本でも多く売ろうとかスノーピークさん抜きで販売しようと思っている訳ではないのです。とのことでした。

ただ一度、工房に来て日野浦さんから刃物を買った方はとにかくリピーターの方が多いとのことです。その理由はこの後、私自身実感することになります。
まず日野浦さんの刃物や手作業のモノづくりに対する情熱が凄いです。



~つづきます~


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